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日本アニメーション映画史

2004-07-10

村田安司[2][3]

フィルムセンターの日本アニメーション映画史を見に行った。今日は、村田安司の2と3。サイレント作品が続くと眠くなるね。最近、寝不足だし。完全なギャグものは、とても楽しく見れたが、「驢馬」とか教訓的な作品は、テンポも悪く、眠たくなる原因になった。当時の作品見て気になったんだけど、歩きや走りで、右手右足が同時に出る動きになってるのは、どうゆうわけだろう?以前、どっかのテレビで、江戸時代の人は、そうやって歩いていたとかいう話をしていたが、あれは、まさか本当のことなのか?

2004-07-11

政岡憲三と瀬尾光世[1]

今日は、政岡憲三と瀬尾光世[1]。
やはり、政岡憲三はすごい!そのなめらかで丁寧なアニメートからは、一瞬たりとも目を離す隙がなく、一度も眠気を感じることがなかった。トラちゃんシリーズは、今まで、最初のやつしか見てなかったので、残りの2本は今回が初見。一作目の心情豊かな作風に反して、後の作品は、かなりギャグに徹してる感じだな。
瀬尾光世は、政岡憲三の後に見たせいもあるが、アニメートの雑さが目立った。途中何度も、眠たくなった。

2004-07-14

佐藤吟次郎と「マー坊」シリーズ

今日は「佐藤吟次郎と「マー坊」シリーズ」。全体的に、ギャグがおもしろくなく、テンポも悪いな。おもしろかったのは「マー坊の東京オリンピック大會」。マー坊が、ドーピングしまくりで、優勝してしまう。また、外国からの応援団として、ミッキーやフェリックスやベティ・ブープらしきキャラが登場してくる。最後には、ポパイも、ちらっと登場。著作権にたいして、おおらかな時代だったんだな。「マー坊の大陸宣撫隊 前篇」は、パンフレット見ると前編だけの上映となっているが、尺や内容から判断すると、前編と後編をくっつけた再編集版ではないだろうか?後、「マー坊の落下傘部隊」の空戦シーンは、案外リアルなのかもとか、思ったり。実際に、プロペラ機のドッグファイトなんて見たことないからな。

2004-07-17

横山隆一[2]

「ひょうたんすずめ」は、なんとも、のんびりした展開で、退屈。キャラの表情も乏しく、何を考えてるんだかわからない。一方、「五万匹」だが、このシリーズは、以前にも何本か見てて、シュールでおもしろいと思ってたが、やっぱり、当たり外れがあるな。

薮下泰司

「かっぱ川太郎」、最初のイラスト風の絵が動くのかと期待したら、実際に動くのは普通のセル画だった。「うかれバイオリン」は、おもしろかったが、バイオリンで踊る人々の踊りが、盆踊りにしか見えないのが、なんともおかしい。「一寸法師」は、主人公・一寸法師のしゃべりがおかしい。鬼は、最初からなさけない表情だった。「黒いきこりと白いきこり」、動物たちが、非常にかわいい。しかし、冬に動物を殺して食料にするのが、悪になるのは、なんとなく納得できない。

2004-07-22

漫画映画の先駆者たち

今日は、「漫画映画の先駆者たち」を見に行った。今回上映される作品は、1920年代という想像もつかないほど古い作品ばかりですね。もうそれだけで、感動してしまう。
「蟹満寺縁起」:カニの恩返し。影絵アニメ。動きがカクカクしてる。1924年の作品なので、現存する最古の作品のひとつかな?
「勤倹貯蓄 塩原多助」:おもいっきり教訓アニメ。木村白山は、基本的にリアル志向ですね。主人公など、男は漫画っぽいが、女性や背景は、やけにリアルだ。
「ノンキなトウサン竜宮参り」:これは以前、なんかのひょうしにトーキー版を見たが、今回上映されたサイレント版は、プリントの状態がかなりいい。そのため背景美術のすばらしさがよくわかる。海岸のシーンでは、あまりにも写実的なので、写真かもしれない。
「映画演説 政治の倫理化」:これは何でしょう?政治家の街頭演説を映画にしたような内容。サイレントで、これが30分続くのはつらいな〜と思ったんだけど、ある意味非常におもしろかった。ちょっと説明しずらいんだけど、文字をごにょごにょ動かしたり強調したり、こうゆう演出が、この時代既にあったというのが驚き。観客の注意を引きたい場所にでてくる動く矢印は、パソコンのカーソルそのものじゃないか。
「漫畫 魚の國」:魚の軍団(タコも含む)と鯨軍団の戦争。やはり、魚のリアルな作画が目を引く。鯨に体の一部を食われて、骨が剥き出しになっても、けなげに泳ぐ魚がいい。
「お江戸の春」:断片なので、ストーリーは不明だった。みょうちきりんなキャラデザで、動きはカクカク。シーンによって、画面がオレンジっぽかったり青っぽかったりするのは、演出か?
「四十人の盗賊(朱金昭)」:影絵アニメ。実はこの話って、アリババの女中が主役だったんですね。その人の踊りのシーンがいい感じ。

2004-07-29

桃太郎の海鷲(1942)

登場キャラは、犬とかサルとか、いかにもな漫画映画のキャラだが、メカ関係がやけにリアルっぽい。当時、これを見てカッコイイと思わない男の子はいないだろう。ストーリーは単純で、ただ、真珠湾?を爆撃した後、猿軍団が上陸し、敵の飛行機などに爆弾をしかけて爆破するだけ。戦闘中の演出は、ギャグも多く、能天気な感じ。ただ、爆音など、本物を使ってるようで、その威圧感は凄い。桃太郎は、安全なところで、ただ命令してるだけの人だな。表情も硬く、とっつきにくい。

海の神兵(1945)

いきなり牧歌的な日本の田舎の描写が、ほっとさせる。その後、南の島に場面が映ると、原住民たちを思わせる動物との交流が描かれる。原住民に、日本語を教えるシーンでは、ミュージカル仕立てで、かなり工夫の跡が見られ、楽しいできになってる。途中、偵察隊が鬼が島に向かうが、3人で行ったのに、帰ってきたのは、2人だけ。一人戦死したのだ。ぼろぼろになって帰ってきた偵察機の状態から、激しい戦闘を想像させる。前作では、誰も死なない甘さが見られたが、今回は、キャラが死ぬこともあるのがはっきり分かるシーンですね。その後、実際に、本隊が出撃する前に、いきなり影絵風アニメが挿入される。目標の島が、いかにして、卑怯な白人によって征服されたかを説明するもので、これによって、今回の戦闘に大義名分があたえられるわけだ。本隊の出撃シーンでは、前作をしのぐリアリティがある。目標の島に向かう間、嵐に巻き込まれたり、酒だがキャラメルだかを分け合うシーンでは悲壮感が漂う。どう見ても兵士たちは、死を覚悟してる様子。現地に着いて、落下傘で降下するシーンは、まるで空に花が咲き乱れるようで、幻想的。ここだけ、BGMが、やさしいものになってるので、スタッフは意識してやってるな。その後につづく戦闘描写は、かなり戦場の臨場感あふれるものになってる。敵は、人間キャラなのね。妙に、ふにゃふにゃ動いてる。さすがに、直接描写はなかったと思うが、猿たちが敵兵を刺し殺すシーンがある。無表情の猿が、人を襲うこうゆうシーンは、どこかシュールでもある。最後は、あっけなく日本軍が勝利する。味方の戦死者に関する描写は、いっさいなし。戦闘後の桃太郎と敵幹部との会談では、桃太郎の威厳ある態度が、印象的。
この映画、戦意高揚のために作られたわはずだが、戦争の悲惨さが感じられる部分も多い。なんだか、戦争をリアルに描けば描くほど、悲惨さが増すようだ。
ところで、話は変わるが、最近やってる「鉄人28号」は、戦争ネタが好きらしい。ロボットアニメというより、戦後アニメと言った方がいいくらい。どうせなら、こうゆう当時の戦意高揚アニメとかも、からめてほしいな。あの世界観なら、鉄人の活躍予想を描いた漫画映画が作られてても、おかしくないだろう。題して「桃太郎の鉄巨人」とか・・・だめかな?

2004-07-31

山本早苗[1]

「兎と亀」は、最初の作品だけあって動きがぎこちないが、独特な背景美術が面白い。その他、全体的に説教色が濃く、ギャグもさえなくて、退屈なものが多いな。

村田安司[1]

とにかく、動きが面白く、退屈するとこがなかった。猿蟹合戦とかのキャラは、体は人間そのもので顔だけ動物というデザインで、おかしい。特に、カニが。体は人間なのに、カニだから横向きにしか走れないのが、ばかうけ。動物オリンピック大會は、キャラが、普通の動物キャラで、なんとなく、ポール・テリーのイソップものを思わせる。その他、どれもこれも、面白いものだった。

2004-08-01

横山隆一[1]

「フクチャンの潛水艦」は、なんとなく敵がいて、なんとなく戦って、なんとなくひまになってという感じで、だらだら続き、退屈。「ふくすけ」も、のんびりした展開で、だれるな。今回見た「五万匹」の4作品は、すべて初見だが、どれもそこそこおもしろかった。どんな展開だろうと、BGMがいつもの物悲しいやつなのがいいね。

荒井和五郎

影絵アニメ作家。おれは、こうゆう芸術的な香りのする作品って、苦手なんだよな。なので、無声の長いやつは、見てるとどうしても眠気が・・・。「影繪映画 かぐや姫」は、実際にかぐや姫が登場するまでが、異様に長いし。死んだウサギの墓から生えた竹にかぐや姫がいるっていうのは、このアニメオリジナルのエピソードか?

2004-08-17

片岡芳太郎と「お猿の三吉」シリーズ

漫画 おい等の生命線:手相の話かと思ったら、違ってた。
漫画 證城寺の狸囃子 塙団右衛門:寺で縛られてる女が色っぽい。狸だけど。
漫画 芋と兵隊:これは、背景が写真っぽいが、ミニチュアを撮影したようにも見える。
魔法の靴:カラー作品。こうゆう、ちょっとぎとぎとした色味、すごく好き。踊りのシーンは、ロトスコープっぽいくていいんだけど、ちょっと動画が雑な気がする。
浦島太郎:これもカラーだけど、内容が日本風なので、前作よりも少し淡い色調が、いい感じ。こちらも、踊りのシーンがあるが、ちょっと雑な気がする。
「お猿の三吉」シリーズは、どれもいまいちでした。ギャグがいまいちだし、そもそも、主人公がどれかわからない。みんな同じ顔してる。

2004-08-20

戦前・戦中作品集[1]

茶目子の一日:「日本漫画映画の全貌」のパンフのなかで、唐沢さんが言及してたので楽しみにしてたのだが、今回の上映は、サイレンとなので、面白さ半減。歌の歌詞に、無理やり合わせたような内容らしいのに。それでも、そのシュールさは、充分理解できた。いきなり、オリンピックのメダリスト・人見絹枝?の実写映像が出てきたのにはびっくり。
あめや狸:これも、上記の作品と似たようなコンセプトっぽいが、無声なので意味不明なところが多い。
三匹の小熊さん:これって、以前ナレーションがついたやつを見たことがあるが、無声だと、分かりにくい部分が多いな。最初見たときは、そのモダンな作風のため最近の作品かと思ったが、本当に1931年の作品なんだな。
FELIXノ迷探偵:人形アニメですね。花子さんの靴がなくなったので、探偵のフェリックスが、靴を探すという話。いかにも、素人が作ったという素朴な動きでした。
漫画の列国陸軍:これ、不完全版の上映らしいが、完全版は、もっと長かったのだろうか?この長さでも、充分長すぎるのだが。とにかく、今回の上映作品の中で、一番つまらないくせに、一番印象に残った作品。とにかく、絵がしょぼい。画面が白い。完全にアマチュアの作品ですね。内容は、丸君と角君が、世界各国の軍事力(飛行機の数だとか、軍事費だとか)を比較するというもの。何を比べても、日本が一番、しょぼいという結果なのがおもしろいが、その紹介の仕方が、あまりにも単調で、すぐあきてしまう。そもそも、ここで出てくる数字は正しいのか?やけにきりのいい数字ばかりで、怪しいな。最後は、軍縮会議にやってきた二人。会議に出席してる各国の代表は、みな、軍縮に賛成してる。そこで、二人のどっちかが、各国の代表に「君の腹の中は?」と聞いて回ると、みんな本音を話し始める。このシーンには大受け。結局、この作品、軍縮がテーマだったのか。こんなのを当時、ホントに上映できたのか疑問だ。
與七郎の敬禮:木村白山作品だけあって、レベルが高い。特に、上記のへぼいのを見た後だけに、なおさら、そう感じる。背景は、緻密だし、人物もコミカルに良く動いて、あきさせない。内容は、教訓色が強いものだった。

2004-08-21

田中喜次と持永只仁

全体的に、教訓話が多くて、退屈なものが多いな。
煙突屋ペロー:むかーし、NHKで後半部分を再現する番組を見た覚えがある。この後半部分があってこそ、反戦アニメになるんですよね。キャラクターの表情が乏しい。横向きの歩きで、手の動きが見えないのも変。
オモチヤ箱シリーズ 第3話 絵本1936年:セルアニメ。ぐにゃぐにゃした動きが、おもしろかった。
セロひきのゴーシユ:以前、チャンネルNEKOで見た。眠たくなった。
つるのはね:要するに、鶴の恩返しですね。ふつうのセルアニメ。
瓜子姫とあまのじゃく:とにかく、狭いセットでとってるんだな〜と思った。
五匹の子猿たち:怪獣のような狼が、いい。
ちびくろ・さんぼのとらたいじ:3匹のトラが、かわいい。

戦後作品集[1]

森の鍛冶屋:「探偵ナイトスクープ」でやったやつね。全体を通してみるのは初めてだが、なんだか、いまいち、何がしたいのかよくわからないストーリーだった。
ムクの木の話:以前、チャンネルNEKOで見た。眠たくなった。
キツネシリーズは、当時のヒット作らしいが、どれも、いまいち。
古池繪巻 蛙と狐:墨絵風で、新しいことをしようという意気込みは伝わってくる。
小人とあお虫:今回の中では、突出して出来がいい。さすが日動という感じ。蝶々さんのシースルーのスカートが、エロい。台詞が全部、歌になってるのも、おもしろい。

2004-08-22

熊川正雄と桑田良太郎

マングワ 新猿蟹合戦:これ、無茶苦茶良かったよ、動きが。とにかく、カニ親子の動きがプリティで、それだけで幸せな気分になれる。ただ、悪役の猿のキャラデザが、平凡すぎる気がした。
かんがーるの誕生日:カンガルー兄弟の末っ子が、狼にさらわれて、残りの兄弟たちが、モグラ軍団と協力して、救出する話。終わり方が唐突だったが、それなりにおもしろかった。
動物となり組:これは、以前、何かのひょうしにみたことがあるので、今回、2回目。トーキーのはずなのに、音がない!と思ったら途中から音が出てきた。上映ミスかよ!いけませんね。内容は、隣近所で助け合って、押し売りをやっつけたり、火事を防いだりする話。なんとも、のんびりした台詞回しが、すごく好き。
金太郎:ラジオの相撲中継がうるさくて昼寝ができない熊公が、相撲会場へ出向いて、行司の金太郎と戦う。途中、川の巨大鯉も、参戦する。熊のカットで、ちょっと怪獣映画風のレイアウトがあったな。
鬪球肉彈戰:犬とサルのラグビー戦だっけ?あんまり覚えてない。
魔法のペン:少年が、西洋人形を拾ったら、その人形が動き出して、それで描いたものがなんでも本物になる魔法のペンを、少年に与える。そのペンでもって、戦後の焼け野原になった街を、ビルでいっぱいにするという話。
ぽっぽやさん のんき駅長の巻:途中で眠たくなった。
のんき機関士:スピード感ある機関車の動画がいい。立体感もちゃんとあるし。
動物大野球戰:これは、ゴリラ軍団対動物混成軍の試合だっけ?実況がおもしろすぎです。最終回の怒涛の展開も、圧巻。

戦後作品集[2]

ありとはと:途中までは、いろんな動物が均等に登場して、どこが「ありとはと」やねんという内容。後半、大雨で、ありが溺れそうになり、それをはとが助け、その後、猟師に狙われてるはとを、ありが助けるという展開に。
トラちゃんの冒険:台詞がないな。トラちゃんとミケちゃんが、ヘリコプターで、ジャングルにやってきて、いろんな猛獣に襲われる。キャラデザが、前作までと微妙に違うし、動画も雑な感じ。
王女とゆびわ 印度詩劇「シャクンタラー姫」より:一瞬影絵アニメかと思ったが、これアニメじゃないよね。途中で、眠たくなった。
かっぱのぱあ太郎:かっぱが、いろんな小動物とじゃれあう。ただそれだけで、退屈な内容でした。
こうもり[白黒版]:コウモリの子のキャラデザが、人面コウモリのようで、怖い。その他の動物のキャラデザも、独特のものがあるな。内容は、その他の鳥や獣から嫌われてるコウモリの子が、なぜ、コウモリというだけで嫌うのか、おじいさんに聞くというもの。ここで、おじいさんコウモリが昔話を語って聞かせるのだが、それは、よく知られてる鳥と獣の戦争の話とは、違うものでした。この話の中では、鳥と獣は仲良しで、協力し合って、巨大な怪物を威嚇して追い返したりする。そのとき、コウモリ一族は、協力しないで、なまけてばかりなので、みんなから、嫌われるようになったのだ。それを聞いたコウモリの子は、納得したのか涙を流し、そこで、エンド。なんだか、コウモリの子にとっては、何の救いもない話だな。
ポロンギター:カラーの人形アニメ。白黒作品をずっと見つづけたので、このカラーが、やけに鮮やかに目に映る。内容は、勝手に演奏をはじめるポロンギターが、街の人々の心を和ませるというもの。見てるこっちの心も和ませてくれる良品ですね。踊りのシーンが、結構あるのだが、少々がたついてるのが残念。それでも、ラストの大人数でのダンスシーンは、よくやったなと思った。主人公の花売りの女の子が踊ると、スカートが少し舞い上がって、素足の部分がちょっと見えるのが、微妙に萌える。

2004-08-24

戦前・戦中作品集[2]

忍術 火の玉小僧 江戸の巻:馬鹿殿様に追われる町娘を、火の玉小僧が助ける話。動画が丁寧だし、なにより立体感あるレイアウトがすばらしい。ギャグもそこそこおもしろい。
火の玉小僧 山賊退治:火の玉小僧と少女が、石川五右衛門の子孫?に狙われる。火の玉小僧が、五右衛門の手下を、なんのためらいもなく、すぱすぱ真っ二つに切るのが、おもしろ。谷間に張ったケーブル上での高所アクションも、いい感じ。
新説カチカチ山:以前チャンネルNEKOで見た。やっぱ、普通だな。
お日様と蛙:カエルと魚の戦い。動画は、かなり丁寧。魚の動きが、かわいい。
凧さわぎ[改編版]:ウサギが、凧といっしょに飛んでいって、さあ大変という話。後半のライオンに追いかけられるシーンが冗長に感じた。
漫画 夢の招集令:チャップリンが日本軍として、中国と戦う。なぜ、チャップリンが?チャップリンの万能戦車の活躍が見所。ぐにゃぐにゃ動きまくりです。翼が生えて、戦闘機と空中戦するシーンは、ちょっとシュール。「夢の招集令」のタイトル通り、夢落ちでした。
チュウ児の羽衣:蝶々が、雨にぬれた羽根を、体から離して干してると、いじわるネズミがそれを取って、なかなか返してくれない。蝶々のデザインが、かわいい。巨大な目が、顔の両側についてる、わりとリアルっぽいものだが、頭にリボンをつけ、腰にはエプロンらしきものもつけて、しぐさも女の子らしくて、かわいいよ。ネズミから、羽根を返してもらうために、花の蜜とかを使って、一生懸命、ジュースを作ったり、食べ物を作ったりする様が、萌える。途中から、蝶々の味方をして、ネズミをやっつける動物が出てくるが、猫だか熊だか、よくわからないな。
發声漫画 海の小勇士:海の小勇士が、海賊と戦う。というより、嵐に遭って、海賊が勝手に自滅したような感じ。

2004-08-28

「白蛇伝」(1958)

実は、今回が初見。ずっと見たかったが、なかなか機会がなかったので見れなかった。初見が、フィルム上映というのが、なんとなく嬉しい。内容は、ほぼ今まで想像してた通りのものだったな。その美しい画面に見とれてしまう。しかし、主人公二人のキャラが、薄すぎる。これでは、感情移入できないね。そのかわり、実は強いパンダという名前のパンダとか、ぱいにゃんの手下の魚女が、印象的。特に魚女は、ちょこまかした動きが、ラブリーです。どうでもいいが、ぱいにゃんって、ひらがなで書くと、なんかエッチだな。ヘビの精というより、猫耳娘みたいだ。後、何故か竜王が宇宙にいるわけだが、ぱいにゃんがそこへ行くシーンが、なんとなくウルトラマンっぽいと思ったのは、俺だけでしょうか?

2004-08-29

「少年猿飛佐助」(1959)

これも初見。やっぱ、シネスコサイズは、劇場で見ないとね。内容は、わかりやすい少年活劇物。アクション物のわりに、のんびりしたテンポに思えるが、これが、この時代の映画のテンポなのか?
主人公の佐助は、ちゃんと目的意識を持って積極的に行動するキャラだが、やはり、面白みに欠ける。一方、佐助が助けることになる少女が登場するが、これがおもいっきり豚鼻で、見た目はかわいくないが、そのずうずうしい性格や動きのかわいらしさが印象的。
肝心の剣術の動画に、いまいち切れがないのが残念。ただ、夜叉姫の踊りシーンは、いいなと思った。

「西遊記」(1960)

これも初見。この作品で一番気になったのは、場違いなナンセンスギャグが結構あったこと。この辺は、手塚治虫のセンスなんだろうか?俺的には、こうゆうのがあるとしらけてしまう。冒頭から、西洋風の神様が出てきて、こうゆうのがありな作品だとわかるんだけど。この作品だけは、見る前と見た後では、おもいっきり印象が変わってしまった。
内容は、孫悟空の誕生から、天竺へ行って帰るまで、つまり原作の西遊記のほとんど全部なわけだが、それを無理なく一本の映画に再構成してる。その構成力は、すごいと思った。オリジナルキャラのメス猿と孫悟空の関係を縦糸に持ってきたのが良かったのか?


関連情報

2004-08-02

DVD「くもとちゅうりっぷ 政岡憲三作品集」

これは、すごいね。出たことだけでも奇跡的だ。あの「桜」が自宅で繰り返し見れるなんて、夢のようだ。初見の作品は、ないんだけど、「べんけい対ウシワカ」の前半部分、ウシワカが天狗から修行を受ける部分は、初めて見た。前に、フィルムセンターで見たときは、なぜかこの部分がなかった。「茶釜音頭」は、トーキー版とサイレント版を見比べることができて、ありがたい。
しかし、値段の割には、少し物足りない気もする。やはり、「難船ス物語 第壱篇 猿ヶ嶋」もほしかったとか・・・。ところで、「難船ス物語 第壱篇 猿ヶ嶋」ってタイトルは、ナンセンスとかけてあることに、最近気が付いた。よく目にするタイトルだが、人がしゃべってるのを耳で聞いたとこがないので、今まで全然気づかなかったよ。以前から、変なタイトルだとは思ってたが、昔のことだから、こうゆうのもありかなと漠然と思ってた。
それはともかく、このDVDの売上がよければ、他の作家のもだしてほしいな。

2004-08-08

「桃太郎 海の神兵」

今日、松竹ビデオの「桃太郎 海の神兵」を見てて気が付いたが、このビデオ版は、ポパイやプルートが降伏するシーンがカットされてるんだな。

2004-10-04

廿世紀シネマ・ライブラリー 漫画映画の世界(チャンネルNEKO)

今月放送されることを知って、あわててチャンネルNEKOを契約して見る。今月は、ほかにも、スーパージャイアンツの一挙放送とかある。これも楽しみ。
さて、今回のラインナップは以下の通り。
動絵狐狸達引(うごきえこりのたてひき)(1933):大石郁雄の代表作。実は、今回が初見。キツネと狸の化かし合いで、漫画映画らしいギャグが多く楽しいが、テンポがちょっと遅くてだれる。
オモチャ箱シリーズ第3話 絵本1936年(1934)
協力防空戦(1942):これも初見だな。前半は、焼夷弾に対する知識編。後半は実践編と言う感じ。
古池繪巻 蛙と狐(1949)
トラちゃんのカンカン虫(1950)
ポン助の腕くらべ(1951):これも初見。途中で寝てしまった。後で、また見よう。

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