りなもさんに、影響されたわけではないが、「ななこSOS」のDVDBOXを買う。実は、国内版のDVD買うのって、これが、初めて。
「ななこ」は、本放送当時、一回だけ見た覚えがあるが、その時は、吾妻ひでおのことなんて、ぜんぜん知らなかったので、なにがおもしろいのかも、わからず、それっきり、見てない。その後、吾妻ひでおに、プチはまりしたときに、アニメ版「ななこ」を見たくなったが、時すでに遅く、とっくの昔に、放送は終了して、悔しかった覚えがある。そうゆうわけで、今回のソフト化は、凄く嬉しいんだけど、アニメ版に関しては、あまり、いい評判を聞いてなかったので、少々、不安に思いながら、２話まで見てみた。
＞ななこが、犬を助ける。
やはり、作画に関しては、もとの吾妻絵とは、似ても似つかないものになってるな。まあ、あの絵、特に、ななこの髪型を再現するのは、大変だろうから、これは、しかたないか。ただ、ななこの天然ぶりや、脱力テイストの演出が、原作の味を、少し、残してるようで、ちょっと、安心。だが、やはり、無茶苦茶面白いというわけには、いかない。ななこの声は、最初、島本須美さんかと思ったが、ぜんぜん知らない人だ。
後、俺的には、スカートの長さは、このひざがちょっと隠れるくらいが、一番好き。パンチラはなくても、インナーが、チラッと見えるのが、特に、そそるね。
その他、気になったこと。「四谷」のアクセントが、思ったのと違う。
＞ななこが、宇宙人を助ける
前回助けた犬は、ちゃんと、いるのね。
ななこのピンクのレオタード衣装登場。はっきりいって、このデザイン嫌い。せめて、紺色だったら、良かったのに。めがねっこななこは、いいな。
「ななこ」って、都会が舞台だと、思っていたが、結構、田んぼや畑が、出てくるな。
＞ななこが、ドラキュラの子供を助ける
ななこの血は、どんな味？
冒頭のななこのセーラー服が、ずたぼろになるシーンが、今回の一番の見所。
ななこの変身シーンは、見てるこっちが、ものすごく、恥ずかしくなる。巨大化も、恥ずかしいな。
＞ななこは、ギャングのボスの娘？
「セーラー服と機関銃」のパロディ？ボスの一の子分の声は、千葉繁だ。ストーリーは、相変わらず、支離滅裂。ななこのぼけだけが、頼りだ。
冒頭のちょうちんブルマななこは、いまいち。
EDのななこの歩きが、変だと、今まで思っていたが、今回から、まともになってる。
＞ななこが、悪魔に取り付かれた少女を助ける
なんちゅーでたらめな脚本なんだろう。もちろん、それが、この番組の魅力だから、いいんだけど。オリーブのかおりで、ワープしてしまうところは、文学的。後、悪魔に取り付かれた少女役の山田栄子の怪演が、強烈だった。
ところで、絵コンテ、演出の網野哲郎とは、アミノテツローのことか？
＞ななこが、氷の女王を助ける
アイキャッチが変わった。以前のそっけないものに比べると、ましだが、あの「ななこSOS」コールは、聞いてて、恥ずかしい。
海岸で拾った冷蔵庫の中から、氷の女王が、出てくるのがいいな。後、めがねななこや、サンタっぽい服ななこが、見所。
＞小さくなったななこが、家出したアリのアン王女を探す
原始人っぽい、へそだしルックのななこが、いい！四谷は、ゴキブリが苦手。
＞ヘルスセンターを助けろ
紺色のレオタードななこが、いい！紺色ってところが、ポイントです。
三人娘のキャラデザは、なんだろう？中途半端にリアルな造形だ。
＞ななこが、ショジョ寺に捕らえられてる猫たちを、助ける
この脱力テイストは、だんだん、やみつきになってくる。
後半、松戸の親分が、登場したり、黄金の大仏が、動き出したりする展開は、わけわからんが、おもしろい。
演出：網野哲郎。
＞アラブの国で、ドクター石川と戦う
脱力度が、いまひとつ。
スケスケルックのななこも、いまいち、萌えない。
ハーレムが、火事になるシーンでは、ラムもどきが、いた。
＞ゆうこちゃんの父の形見のメガネが、ブッシュマンの手に
映画「ブッシュマン」って、このころだっけ。ブッシュマンの名前は、ニカワさん。
二枚目の企業家小倉が、登場。巨大化ななこに倒される。
ななこ以外の名前がある女子キャラが、登場するのも、めずらしいな。
＞カナダのトップモデル・エミリーを護衛する
前半の頭が痛いねたの繰り返しが、おもしろ。ブキミ氏が、郵便配達の人として登場。エミリーのキャラデザは、他のキャラと感じが違うね。
最後は、ダイエットCMの使用後キャラとしてつかわれたななこだが、あの足の太さでは、効果が薄いような・・・。
＞ななこが、大リーグにスカウトされる
背番号は、７７５。野球の当時ネタが、多そう。ななこの派手なパンチラが、多いが、いまいち、萌えないのは、作画のせいか？
絵コンテ、演出：網野哲郎。
＞八ツ仮面村の事件
ブキミ郵便配達人、再登場。牛と話すななこが、おもしろ。途中、なんの脈絡もなくはじまった「ショータイム」は、意味不明だが、斬新な試みだ。
＞縮小ななこが、ある科学者の体内に入り、強力な電磁波を発する機械を取り出す
ミニ石川なんか、もらって、うれしいか？
＞月に恋した狼男の話
この回は、本放送の直後に、傑作選として放送されたらしく、それなりに、よかった。特に、メカやイフェクトの作画のがんばりが、目立ってた。演出的にも、しっかりしてるが、その分、いつもの、脱力感が、低下してるのが、ちょっと残念。
冒頭には、コンビニエンジが、ななこの前番組「コロコロポロン」をテレビで見てるというお遊びのシーンあり。
月まで、テレボートっていうのは、最近、どっかのアニメでも見たな。
作監：二宮常雄。絵コンテ：しぎのあきら。
＞ななこが、記憶喪失の百面相を助ける
今回、なにげに、動いてるな。前半のカーチェイスとか、コミカルな動きで、おもしろい。人が吹っ飛ぶとことか、微妙に、金田アクションっぽい。
ななこが着てた着ぐるみが、ピンクのライオンだとは、五反田に指摘されるまで、気づかなかった。
百面相の声は、千葉繁。デカ長の声は、麦人っぽいと思ったら、寺田誠。ネットで調べたら、やはり、同一人物か。この頃は、髪の毛のあるキャラも、やってたんだ。
作監の村田四郎も、見覚えのある名前だなと思って調べてみると、なるほど、はやみねかおるの「名探偵夢水清志郎」シリーズの挿絵を書いてる人か。この人の絵は、結構好きだ。
＞ななこちゃんに嫌われてると誤解した飯田橋が、旅に出る
今回、挿入歌が、２曲も使われた。２曲目は、みんなで、踊ってるし、ミュージカルみたい。
演出：網野哲郎。
＞五反田が、恐竜とななこを狙う
無人島へ、テレポートしたとき、みんなの服が、原始スタイルに変わったが、誰も、つっこまないのね。
ラストのガメラは、いいけど、全体的に、テンションが低いな。
＞プロレスラー・オックスマスクの話
これも、いまいち、ギャグが冴えない。
今回の敵は、松戸の親分。３人の美人部隊の、なんと、ぶすなことか！そういえば、この番組って、ななこ以外に、萌えキャラって、登場しないような・・・。一点萌え主義アニメか。
＞水着回
今回は、二宮・しぎのの黄金コンビ回。めずらしく、まともな美形の男・マリンが、登場して、ななこが、彼に、あこがれるという話で、いまいち、おもしろくない。作画的には、クライマックスで、津波を止めるななこのサイコキネシスのイフェクトが、かっこよかった。
四谷の海水パンツが、脱げるというサービスシーンあり。フルチンになっても、堂々としてる、四谷に、感動。
作監：二宮常雄。絵コンテ：しぎのあきら。
＞ハリウッドの美少女スター・シルックが、行方不明に
今回は、ひょうきんなギャグが、冴えてる。シルックの声は、麻上洋子。美少女というわりには、いまいち、萌えないキャラデザ。
ななこのパンチラシーンなど、見所が、多かった。
＞ドクター石川が、幼女のマヤを誘拐する
マヤは、めずらしく、ななこを圧倒する萌えキャラですね。こうゆう、強力な個性のキャラがでるだけで、話が、おもしろくなる。
作監：二宮常雄。絵コンテ：網野哲郎。
＞ななこが、異次元で、冒険する
安易なスターウォーズのパロディで、いまいち。ななこの、スペオペ風衣装も、下品だな。ななこに、こうゆう衣装は、合わない。ピンクのレオタードといい、どうも、衣装デザインのセンスを疑ってしまう。
＞ひょんなことから、ななこが、ドクター石川の料理コンテストに参加する
今回は、とにかく、ななこの作画が良かった。キャラデザの二宮作監よりも、こっちの高橋春男作監のほうが、萌える。飛行シーンの動きもいい。とくに、手前から奥に、奥から手前に飛ぶカットが、いい。ななこの料理衣装のデザインも、良かった。
＞ななこが、一億円で、五反田に、売られる
ふつうのでき。ななこの幽霊退治用の衣装デザインは、よかった。
＞スパイのジェイムズ・ヨンド登場編
二宮・しぎのコンビの回ですが、いまちい。ヨンドのキャラも、いまひとつ、おもしろくない。ななこのパンチラは、２回あった。
＞ならなくなったバイオリンの謎
めずらしく、ちょっと、いい話系。ラストも、きれいに、まとまってる。
ずっと前に、登場したクラスメートのユウコ登場。いまごろになって、メガネを見つけてくれたお礼をするとは、ずいぶん、のんびりしたやつ。
＞ななこが、ロリータ王女の影武者になる
ななこそっくりのロリータが、萌えでした。性格は、ななこと正反対。髪形も違うし、ななこの別バージョンを見てるようだ。一番の見所は、レオタードを脱ぐシーン。
作監：村田四郎。
＞超能力者ななおとななこの性格が、入れ替わった
人格変換ねたは、よく見かけるが、性格だけが、入れ替わるというのは、めずらしいような。ななこ役の木藤さんに、いつもと違う演技をさせようとする趣向は、前回のロリータ王女と同じですね。
四谷と飯田橋の女版として、中野と高円寺が、登場するのも、おもしろい。ななおのキャラデザは、幻魔大戦あたりを意識してるのかと思ったが、よくわかりません。
作画的には、前半の不細工な怪獣との巨大バトルが、見所。また、ショックシーンのパカパカで、「女王陛下のプティアンジェ」が、ちらっと映ったり、テレビ画面に、ミンメイのパチモンが、映ったりする遊びもあった。ななこが、ブランコに乗ってるシーンでは、パンチラもあったな。
作監：二宮常雄。
＞よろず会社の場所が、ドクター石川に、ばれた
今回、台詞回しが、おもしろすぎるぞ。その場の思いつきで書いてるような、なりゆきまかせのストーリーも、いい。作画は、けっして、うまくわないが、これが、いい感じに、あってる。足の生えた小屋が、歩くカットのなんとまぬけなことよ！
脚本：鈴木裕美子。絵コンテ：網野哲郎。演出：山谷善彦。
＞長万部が、ななこと、デート？
今回の一番の見所は、なんと言っても、長万部が、ななこの胸をつんつんするところ！2番目は、歌合戦のシーンで、ななこが、オープニング曲を歌うところ！
今回、ななこが、着てた私服のデザインも、いい！
作監：二宮常雄。絵コンテ：しぎのあきら。
＞小倉対四谷
冒頭の黄色いハンカチのやり取りは、おもしろかった。
後半、潜水艦が、変形したり（手足が、はえるだけだが）、ミサイルの打ち合いしたり、盛り上げようとしてるが、イマイチでした。
＞五反田が、ななこを誘拐する
ななこのりんごの食いっぷりが、いい。スポーティな衣装のななこが、いい。
少年と一緒だと、超能力が使えないというアイディアも、いいな。でも、全体的には、いまいち。
時々、メカ作画が、カッコよくなる。
作監：村田四郎。
＞ドクター石川の姪・キョウコが、四谷に、ほれる
今回は、とにかく、作画が、すごかった。冒頭の戦闘機の描写は、こまかいし、ななこのパンチラは、気合が入ってるし、キョウコの戦闘機は、変形するし。オタク的な小ネタも、多かったな。ただ、ミサイルの動きは、板野サーカスと比べると、まだまだって感じですね。
キョウコのキャラデザは、いまいち、萌えないけど、パワフルな性格は、おもしろかった。
脚本：渡辺麻美。作監：下田正美。絵コンテ、演出：長尾粛。
＞ドクター石川の仮病に、ななこが、徹底的に、だまされる
前半の演出は、さえてて、おもしろい。
だまされてることを、ななこが、理解してから、怒り爆発の展開が、ちょっと、さみしい。街一つ、ふっとばすくらいの勢いがほしいな。
脚本：阿部和彦。作監：二宮常雄。絵コンテ、演出：香川豊。
＞ななこが、宇宙人ダーク・ベイダーにさらわれる
ダーク・ベイダーは、もちろん、ダース・ベイダーのパロディ。
ななこを助けるために、小倉、五反田、長万部の悪役たちが、総登場したり、豪華な話ですね。しかし、この３つの勢力、お互いに、無視してる感じ。どうせなら、お互いに協力するのか、足を引っ張り合うのか、はっきりさせてほしかった。作画も、水準以上で、よかった。
ななこは、宇宙空間でも、平気らしい。
脚本：鈴木裕美子。作監：下田正美。絵コンテ：しぎの義信。演出：長尾粛。
＞トキの女王を倒せ
悪役が、総出演したり、凍ったななこを、全員のななこコールで、ななこが復活したり、なんとなく、最終回的だが、いつも通りの乗りで、脱力してしまう。作画も、全体的に、いまいちだったが、冒頭のパンチラだけは、気合が入っていたような・・・。トキのトキオの声は、千葉繁。
脚本：山本優。作監：アベ正己。絵コンテ、演出：網野哲郎。
次回、最終回。次見ると、もう未見回が、なくなってしまうため、見るのが、もったいないな〜。
最終回。クリスマスイブを、スイスですごすことになる、ななこたち。最終回だけに、作画は、ていねい。イフェクトや、雪崩の作画は、特に、いい。ストーリーは、まったりと進行。ラストに、唐突に、ななこの姉が登場して、ななこの記憶が戻る展開に。そして、四谷たちとの、唐突な別れ。このラストは、いくらなんでも、あっさりしすぎ。
脚本：山本優。作監：村田四郎。絵コンテ：しぎのあきら。演出：山谷善彦。